ChatGPTでブランド露出を測る質問の作り方|指名・非指名プロンプト15例
編集部 ・ 公開 2026/9/21 ・ 更新 2026/9/21

ChatGPTで自社ブランドの露出を測るなら、ブランド名を含まない質問と、名前を指定する質問を分けて用意します。LLMOツールを題材にした15の例と、質問文の固定・分類・見直しの手順を紹介します。
最初に分けたいのは「発見」と「理解」の質問
ブランド名を入れずに「LLMOツールのおすすめを教えて」と尋ねると、候補として自社が挙がるかを確認できます。一方、「[自社ブランド]の特徴は?」は、名前を指定したうえで説明が正確かを調べる質問です。後者に名前が出ても、非指名で発見された実績とは分けて記録しましょう。
以下は編集部が作成した運用例です。実際の検索量のランキングや利用者の質問履歴ではありません。自社の商談、問い合わせ、顧客インタビューで使われた表現に置き換えてください。

編集部作成の図解。条件付きの質問もブランド名を含めなければ非指名です。目的に応じて分類し、別々に集計します。
そのまま調整して使えるプロンプト15例
非指名:候補として見つかるかを調べる5例
LLMOツールのおすすめを教えて。
AI検索で自社が引用されているか調べるには、どんなツールがある?
ChatGPTでのブランド露出を継続的に測れるサービスを知りたい。
AIO対策の効果を確認できるツールを比較して。
AI回答に自社の名前が出ているか確認する方法を教えて。
カテゴリ名を知る担当者と、課題だけを知る担当者では質問の仕方が違います。1と5のように用語の有無を分けると、どの場面で紹介されるかを調べられます。ただし、似た質問を大量に追加して一つの用途だけに集計を偏らせないようにします。
条件付きの非指名:要件に合う候補かを調べる5例
日本語の質問で使えて、日本国内のサポートがあるLLMOツールを探している。
少人数のマーケティングチームで運用しやすいAI検索の計測ツールは?
複数ブランドのAI検索での露出をまとめて確認できるツールを知りたい。
回答本文と引用されたURLを確認できるLLMOツールを比較して。
契約前に無料で試せるLLMOツールを探している。試用条件も教えて。
6〜10はブランド名を含まないため非指名ですが、全体的なおすすめとは要件が異なります。「日本語」「少人数」「複数ブランド」などのタグを付け、用途ごとに結果を見ます。実在する顧客要件に限定し、自社だけが該当するような不自然な条件の追加は避けましょう。
指名:ブランドの理解が正しいかを調べる5例
[自社ブランド]は何ができるサービス?
[自社ブランド]はどんな企業や担当者に向いている?
[自社ブランド]の料金と利用条件を確認したい。
[自社ブランド]と[比較対象ブランド]の違いを知りたい。
[自社ブランド]を導入する前に確認すべき制約は?
指名質問では名前の登場回数だけでなく、用途、料金条件、制約、参照先が公式情報と一致するかを確認します。比較対象は実際に検討される製品を選び、良い評価を強制する文言は入れません。
質問を登録する前に残す5項目
LLMOツールの設定前に、次の記録を1質問につき1行作ると見直しや引き継ぎがしやすくなります。
質問IDと全文:略称ではなく、計測で送る文章を保存する。
分類:非指名/指名と、候補探索・料金・導入などの目的を付ける。
根拠:商談や問い合わせなど、質問を選んだ理由を書く。仮説なら仮説と明記する。
計測条件:対象AI、言語、国・地域、頻度、開始日を記録する。
確認対象:自社名、別表記、公式ドメインと、比較対象ブランドを決める。
たとえばOtterly(オタリー)は登録した質問を継続観測し、質問別の回答や引用詳細を確認する仕組みを案内しています。ツール選定では、質問の登録数に加えて、元の回答までたどれるかを確認しましょう。出典:Otterlyのプロンプト監視ガイド(2026年9月20日確認)。
良い数字が出た質問だけを残さない
比較期間の途中で、露出しない質問を削除したり、自社名を含む質問へ書き換えたりすると、数字が上がった理由を説明しにくくなります。継続比較用の質問は固定し、新しい質問は別のグループで追加する運用をおすすめします。
質問の入れ替えが必要なら、変更日・理由・変更前後の全文を残し、同じ系列の推移として単純に接続しないようにします。Otterlyの研究方針も、分析の判断を観測前に決めることと、ある質問群の結果をすべての質問に一般化できないことを説明しています。出典:Otterlyの研究方法(2026年9月20日確認)。
よくある質問
15問すべて登録する必要はありますか?
ありません。この記事の15問は選ぶための候補です。顧客の用途と計測予算に合わせて選び、取りこぼしている意図を補います。15という数自体に統計的な保証はありません。
「自社をおすすめして」と聞いてもよいですか?
説明文の作成には使えても、自発的なブランド露出の評価には適しません。名前や結論を誘導した質問は、非指名での発見を調べる集計から分けてください。
この結果でChatGPT全体の認知率が分かりますか?
分かるのは選んだ質問と計測条件で得た回答です。全利用者の認知率や、実際の検索需要の比率とは区別して報告します。
